King Arthur

キング・アーサーアメリカ(2004)
製作:ジェリー・ブラッカイマー、監督:アントワーン・フークア

アーサー王の起源をローマ人の司令官の説を取り、歴史物語として描いた作品。したがって、円卓の騎士はサルマートの騎馬民族となっている。ファンタジーとして描かれたアーサー王物語を歴史モノに回収しようとしている試みは新しいと思うが、楽しいかというとそうでもない。グウィネヴィアに至っては、現地人の女戦士となっており、`勇ましく弓矢で戦闘に参加する。有名な三角関係は表面化せず、ランスロット君が色目を使っているぐらいで、ロマンスのカケラも出てこない。名前だけ出てくるエクスカリバーやら、ランスロットがマダムキラーであることを強調するなど、なくてもよいのではないだろうか。