しばらく書いていなかったら、書き方を忘れてしまった。 ので、リハビリ開始。

村上文学WS

3月下旬に国際ワークショップ 「世界は村上春樹をどう読むか?」があったわけだが、ワークショップ自体にはいけなかったので、その後雑誌などに発表された関係文章などのメモ書き。 新潮 5月号 (2006) リチャード・パワーズ『ハルキ・ムラカミ−広域分散−自己…

陽気なギャングの日常と襲撃

『陽気なギャングの日常と襲撃』 伊坂幸太郎 著 (祥伝社 NON NOBEL)最近、ノリにノッテいる伊坂幸太郎の新刊(といっても出たのちょい前だけど)。前作『陽気なギャングが地球を回す』は綺麗に終っており、続編が出るとは思っていなかったので、嬉しい誤算で…

「正常さ」という病い

『「正常さ」という病い』 アルノ・グリューン著、馬場謙一+正路妙子 訳 (青土社絶版)安冨歩氏の『複雑さを生きる』という複雑系を用いて広範な事柄を分析しながらも、具体的な実効策までも示してしまっている恐るべき著作の中で、アルノ・グリューンにつ…

闘牛百科書店

に行こうとしたら、消えていた。web で検索したら、4月にもうなくなっていたらしい。それなりに利用したので、残念。

立喰師列伝

押井守『立喰師列伝』 劇場で観て置かねばならないということで、観に行った。渋谷シネクィント。小説『立喰師列伝』が出たときに、表紙の写真に業界著名人を使っていることに随分笑ったものだが、まさかそれをそのまま役者として映画を撮るとは思っていなか…

FATHER and SON

仕事帰りに渋谷に寄ったので、そのままユーロスペースへレイトショーを観に。ユーロスペースが移転してから実は初めて行ったのだが、昔あった雰囲気とそれほど変わっていなかった。劇場自体は少し広くなったのかな・・・。アレクサンドル・ソクーロフ『ファ…

V FOR VENDETTA

久しぶりに劇場に行って映画を観た。『 Vフォー・ヴェンデッタ 』アンディ&ラリー・ウォシャウスキー兄弟の脚本で、マトリックスと同様に革命賛美な映画。脚本自身はマトリックス以前に書かれていたそうなので、逆に言えば、マトリックスがこの作品の変奏…

オメガ

大学に入る前に数学基礎論の講義を一週間ほど受けたことがある。公理論的集合論からゲーデルの不完全性定理までを教えるもので、当然、僕の様な頭の出来では理解するなどということは出来ず、ただ眼前で繰り広げられる数学の豊穣さに魅入られただけである。…

無事学位を取り今日を以って学生ではなくなるので、駒場を去ります。 この5年間いろいろありがとうございました。三つのweb 日記は、終わらせる理由がとりあえず見当たらないので、しばらくしたら更新されると思います。ちょっとの間はネット貧民ですが。

名駅・杜の倉

暫く逢っていなかったが現在は医者になった先輩と、僕の親友でもある後輩と三人で飲む。この先輩とは、学部二年の時分に、法学研究会のサークル室で毎日のように顔を合わせて、僕は物理を、先輩は医学を、と対象は違えども朝から晩まで勉強した仲である。 何…

合宿最終日

最終日。ちゃんと起きて朝食を食べたよ。参加しだして今年で7年目になるが、午前中を全て起きたのは初めてでは…。奇蹟だよ。 いつもの如く、午前中のセミナーが終了後、名駅・山本屋にて味噌煮込み饂飩を食べる。 今年で学生じゃなくなるので、最期のつもり…

合宿三日目

朝食の時間には起きれませんでした。orz ながらも、今日の朝、京大・数学D3の友人が帰ってしまうので、頑張って起きる。「こんな早朝に見るなんて…」といわれる。そんなんばっかりや。 今日は、物理中心。古典+重ね合わせ+不確定+流体力学で、シュレディ…

合宿二日目

いつもの如く、午前中は二日酔で寝過ごし…ということにならず、朝全員を起すという非常に几帳面な性格の人がいて、無理矢理起される。少々酒が残っているものの、充分動ける程度だったので、午前中から講義を拝聴。皆に驚愕の目で見られる。 一番面白かった…

合宿一日目

京大・名大の理学部の有志が中心となっている数学・物理ゼミ合宿一日目。最近は京大・数学の勢力が強くて、数学中心のものになっている。僕としては、自分の専門分野以外に使う数学を聞けるのと、普段の会話では封印している理系トークを思う存分出来るとこ…

以前から気になっていた、下北沢のスープカレー屋マジックスパイスに昼食を食べに行く。 http://www.magicspice.net/ 初心者なので、チキン「瞑想」を頼む。一緒に逝った他の二人は「悶絶」を頼んでいた。僕の方は、ちょっと辛めといったぐらいだったが、「…

分子科学若手の会 D3 飲み会

分子科学若手の会D3 飲み会。このために東北大と京大の友人が上京してきてくれた。 毎年行われる夏の学校と学会の時にしか、顔を合わせないのに、なぜか仲がよくなってしまった人たちである(研究分野としてはバラバラである)。…飲み会の時にいつも最期まで…

昼食会

知り合いのご夫婦を囲んでの昼食会。点心にて、酒も入らず、まったりと。こういうのもたまには良い。 ダンナの人は昔に比べて、尖っていた部分が良くも悪くも鈍磨しており、ふつーの好青年になっていた。奥さんの方は、性格が丸くなったという前情報だったが…

Lever son verre

今日と明日と前期日程の大学入試。 ということで、入構規制されているし、生協も休みになっている。 ここで、疑問が一つ。 構内のファカルティハウスにあるフランス料理屋のルヴェソンヴェールは一体どうなっているのか?web サイト http://www.madoi-co.com…

Gutzwiller's trace fomulra

ちょいと来週の勉強会(& ゼミ合宿)で、Gutzwiller の跡公式について簡単に纏めて発表しようと思って、ぐぐってみたら、"モバイルSQUID 脳磁界計測装置の開発"というものが引っ掛かった。一般向けの解説文のため細かいところは不明だしざっと読んだだけだが…

入試

大学入試が明日なので、受験生らしき人々が下見に来ているのをちらほら見かける。大抵写真を撮っている。それは良いのだが、男の子が受験会場に母親と一緒に来るのはちょっとな。 意外とそんなものなの?

2月に入ってから劇場で観た映画

面倒なので、まとめてテケトーに。 『カンフー・ハッスル』 ベタベタのギャグは相変わらず。明らかに日本の漫画の影響が見られる。主人公のストーリへの関わり方が、唐突過ぎるのが気になったのと、最期のアクションがインフレーションしすぎで、ちょっと白…

眼鏡

眼鏡を壊す。鬱だ。 左が0.4 右が0.1以下なので、ないと色々つらい。

JCP 論文アクセプトの報が来る。 IVR 型の半古典論の相関関数に対称性を組み込んだ場合の結果についての報告。やられていそうで、意外とやられていなかった仕事。1月初旬に投稿だったので、早かった。 …一度、図が多すぎる、文章が長すぎる、英語が砕けすぎ…

PORT-ELLEN

某大のKKC 助教授に誘われて、横浜の時代屋とグローリーを梯子。 bar に来るのも久しぶりだし、シングル・モルトを飲むのもD 論執筆中は止めていたのたで、ご無沙汰である。 大好きなラフロイグ(カクス 15年)から始まって、アードベグ(16年)とラガヴーリ…

L' HOMME DU TRAIN 

『列車に乗った男』仏・独・英・瑞(2002) 監督:パトリス・ルコント、主演: ジャン・ロシュフォール ジョニー・アリディ田舎町に銀行強盗にきた中年男が、詩を教える老紳士と出会うことになる。泊まる場所が無いため、老紳士の屋敷に滞在することになり、…

Search engine system clash

『サーチエンジン・システム・クラッシュ』 文春文庫 宮沢 章夫 (著) エッセイは読んだことがあった宮沢章夫氏の芥川賞受賞作。文庫落ちしたので、この機会に。 表題作は、何かを探そうとすると違うものが見つかってしまい、巻き込まれていくという話。「生…

King Arthur

『キング・アーサー』アメリカ(2004) 製作:ジェリー・ブラッカイマー、監督:アントワーン・フークアアーサー王の起源をローマ人の司令官の説を取り、歴史物語として描いた作品。したがって、円卓の騎士はサルマートの騎馬民族となっている。ファンタジーと…

博士論文発表審査会

D

ディフェンス。 昨日、今年の某研で質問で詰まってしまって通してもらえなかった話を聴いて、自分はどうなるだろうと緊張のため夜も眠れず。 朝食も昼食も食べれずにいたら、みんな「酒飲んで臨んだら?」とおっしゃる。 さすがの僕でも、そんな失礼なことは…

発表練習

D

研究室内で、木曜日の審査会に向けての練習を行った。昨日、やった時には50 分かかったので、早口でやればプレゼン時間である40分ぐらいに短縮できるかと思っていたが、結局48分。うーむ。D 論執筆時にはなかった Quantum Poincare map の部分が要らないとい…