菊地成孔・大谷能生 東大ゼミ ダンス4

今月のテーマ:ダンスの仕上げとしてゲスト講師の野田努氏も登壇。
MEMO

  • モッズの代表としてのWorking Week 。日本で発売されたレコードについていた帯の煽り文句「ワーキング・ナイト、ワーキング・ウィーク 一筋のスポットライトが華やかな夜の踊りを予感させて 優美なブリティッシュ・ジャズ・シーンの最先端はこんなにアダルト」ライナーノーツではJAZZ で踊るということに吃驚しており「だからイギリスは新しい」
  • アシッド・ハウスが流行ったので、アシッド・ジャズという安直なネーミングセンス
  • 1989年の1年のみ、ジャズが消える。アシッド・ハウスが猛威を振るい、戦車を出して止める、法律で止める、というぐらいにまで成る。
  • でもイギリスのアシッド・ハウスは本場シカゴのハウスと比べれてば全然違っていたりして。
  • ビートルのジャズっぽい曲聴いても、ディキシーであって、ビ・バップという音源がイギリスにはない。だけど思想はノーマン・メイラーに影響されてビ・バップ
  • 808 は名機。909はファンキーなリズムパターンを入れると重くなりすぎて、ダメ。
  • フューチャー・サウンド・オブ・ジャズ(だったと思う)のインナースリープの系統図(回路)は、アシッドジャズをどうにかしたかったから。「大学生ぐらいの時に作りますよね。」「ポップカルチャーにはこのような衝動性(いい加減さ)が必要。」
  • ポモクラブ
  • 菊地さんはエゴラッピンが嫌い。
  • デトロイト・テクノの人は良く喋る。まるで何か凄い哲学を持っているかのように。だけど、リップサービス

前半は、その著作『ブラック・マシーン・ミュージック』にかかれていたことの特にイギリスのクラブシーンについての簡単の説明。後半に掛け合いが始まると、非常に面白くなった。学部時代に諸処の事情で良く聴いた(聴かされた)アンダーグランド・レジスタンスの話がもう少し聴きたかったところデス。