菊地成孔・大谷能生 東大ゼミ 即興(その2)

即興(その2)、デレク・ベイリーを中心にイギリスの音楽シーンをやり、そして最期は日本の即興ということで、山下洋輔を紹介して終り。

Memo

  • 『futatsu』…スクラッチしても音が鳴らない(w 「音が少ないだけかい」という批判に対して超然としている。ある種のエレガント。
  • JAZZのアドリブを抜き出していって行き着く先が『死霊のコンピュータ』(まじめにこのCD 欲しいなぁ。)
  • 即興は現前性・物質性が重要なので、CD は借りずに買いましょう。
  • 躁病の人が天下を取る。社長には躁病の人が多い。躁病の人は怪我もしないし、病気もしない。
  • 日本の音響は祝祭空間的になる。
  • 調律は教室と語感が似ているけど、その割に出入りが難しい。
  • ゲージについてはいくらでも話ができる。話がいがある男。
  • デレク・ベイリーがスタンダードを弾いたCD。世界できっと500枚ぐらいしか売れていない。普通に買えるけど、レア。後半は原形をとどめていない。もう立派なおじいちゃんだから疲れているんでしょう。同じ曲を二度やったり、アルツハイマー芸術?
  • ヘンリー・カイザーは世界で最もデレク・ベイリーに詳しい研究家(採譜もしている)。富豪の息子だからデレク・ベイリーの研究者としてぴったり。
  • すごい退屈で良かった(名言だと思う)。
  • 『DANCING 古事記』…一曲目にはアジテーションが入っている。でもアジの途中でとちっている。最期にカンパを要請するところでは急にトーンが下がる。如何に資本主義を打倒できなかったという象徴。
  • ここでのDANCING は暗黒舞踏らしい。日本から輸出された数少ない‘舞踏’。